エアコンの工事において水平器は、室内機や室外機を正確に水平に設置するために重要です。
水平器は水平面を確認するための道具であり、正確な設置によってエアコンがトラブルなく稼働するのに必要な工具です。
本記事ではそんなエアコン取付に欠かせない水平器ですが、選ぶときのポイントやおすすめの水平器を紹介します。
水平器はエアコン工事には欠かせない
エアコン工事において水平器を使うことは、エアコンが正確で綺麗に取付られているように見せるだけでなく、エアコンの性能や能力を十分に発揮させるためにも絶対的に必要です。
室内機の背板の取付に
室内機を取り付ける時、水平に気を付けるのは背板の取付時です。
きちんと水平が取れていないと、ドレンがきちんと排水されずに吹き出し口や室内機の下部から水がこぼれてしまいます。
そのため、ほとんどのエアコンメーカーの背板には水平器を置く場所があります。
その置き場所に水平器をあてがいながら水平を確認し、取付位置を調整します。配管出口側にわずかに勾配をつけるときもあります。
室外機の水平確認にも
室外機の水平は室内機ほど気を使う事はないかもしれません。
それでも、きちんと水平器を使って工事されたエアコン室外機は見た目の綺麗です。また内部的にはファンモータやコンプレッサーが高速で回転してますので水平がとれていないことによって負荷がかかり故障につながる可能性もあります。
室内機の背板取付には背面マグネット付が便利
エアコンの室内機を取り付ける際に、マグネットを使用した水平器はとても便利です。
特に水平器の裏面(側面)にマグネットが内蔵されていると、さらに便利さが増します。
エアコンの室内機の背板には水平器を置く場所が用意されているのですが、固定はされていないので、置きながらビスを打ったり微調整をしていると水平器が落ちてしまったり、ずれていしまうことが多々あります。
しかし、裏面(側面)にマグネットがあることによって、背板に水平器が磁力で固定されて落ちたり、ずれたりする事がありません。
水平器は、エアコンのドレン排水がうまくいくように傾きなく取り付ける際に役立ちます。
おすすめのエアコン工事用水平器
タジマ SFSKL-M210R(B)
タジマは日本の計測工具メーカーであり、エアコンの取り付けや他の建築作業に使用される高品質の水平器を提供しています。
エアコンの取り付け作業はもちろん、プロの建築作業全般においても高い信頼性と精度を提供するために設計されています。
タジマの製品は一般的に品質が高く、専門の作業にも使われています。
そのタジマから販売されている、エアコン工事に最適な水平器がSFSKL-M210R(B)です。
それではこの水平器を特徴をみていきましょう。
背面マグネット付き 底面にはV溝も
この水平器がエアコン工事においてなぜおすすめなのか?それは背面にマグネットがついている所です。
室内機の背板には水平器置きがあることが多いのですが、そこの水平器を置いていたとしても、ビスを打った振動で落ちてしまったり、そもそも手を離すと水平器が落ちてしまうことがあります。
しかし、背面にマグネットがついていることによって、背板に水平器がくっついて落ちることがありません。
水平器がしっかりと背板にくっついてくれるので、多少振動を与えても落ちませんし、背板をいったん外す時も水平器を付けたままでOKです。
上面目盛付
背面にマグネットがついている水平器はタジマ以外からも発売されているのですが、それらと比較した場合になぜタジマのこの水平器がいいかというと、水平器にメモリがついているからです。
メジャーでいったん背板と貫通穴の距離を測って、水平器で水平を確認して、また水平器に持ち替えてといった動作が、1つの工具で出来ます。
たった水平器にメモリがついているだけなんですが、エアコン工事においてはこのメモリのおかげで作業性が格段にアップします。
丈夫なアルミボディ
ここは賛否が分かれるところです。
丈夫だということは、ある程度の重さがあるということ。
似たような商品でマーベルの水壁もあるのですが、こちらはオールプラスチックで確かに軽いです。
ですが、つくりが華奢で少し安っぽい感じがします。
わたしはがっちりとしたこのタジマの水平器の方が好みです。