2015年3月パナソニックから新しいインパクトドライバーが発売されました。
今までこのジャンルではマキタのTD021DSが一番人気だったわけですが、パナソニックEZ7521は、このマキタのTD021DSの牙城を切り崩さんとするモデルになりそうです。
クラスNo1のスペック
パナソニックEZ7521はこのジャンルでは一番後発なモデルだけあって基本的スペックは他メーカーのライバルたちと同等、もしくは1歩リードしています。
まずはトルクです。ライバルのマキタTD021DSが22N・mなのに対して、パナソニックEZ7521が25N・mとなっています。わずかな差ですが、コンパクトな機種なだけにパワーに違いが出て来ます。
そしてバッテリー。バッテリーについてはマキタTD021DSが7.2V/1.0Aなのに対して、パナソニックEZ7521は7.2V/1.5Ahとなっています。電圧は同じ7.2Vなんですが容量が大きくなっていて、作業量のUPが期待できます。
さらに電池の使い過ぎや高温を防止する機能として電池パック内に制御回路を搭載し、電池セルを個別に監視しています。使い過ぎ(過放電)や高温になる前に、給電を自動停止して電池を保護してくれます。
便利な2WAY LEDライト
このTZ7521にはドライバーの先を照らすスポットLEDのほかに、ワイドLEDライトが搭載されています。このワイドLEDはまわりを広範囲を照らしてくれるライトで、とても便利なんです。
コンパクトな本体ですから床下や天井裏、狭くて暗い所に持っていくことも多いと思いますが、そんな時に大活躍間違いなしです。ON-OFFは写真のライト下のスイッチで『スポット』→『ワイド』→『スポット&ワイド』→『消灯』と切り替えることが出来ます。
使いやすいトリガースイッチ
ライバル達とは違うトリガースイッチです。形状だと、この部分が一番の特徴です。
例えば、マキタは縦にスライドさせるトリガーですが、TZ7521は横にスライドさせるトリガーになります。このスライド型のトリガースイッチは感覚的に使いやすくて、ペンインパクトならではですね。
ひとこと
スペック的にはライバルより一歩リードしている機種ですが、価格的には若干高めの設定になっています。しかし、LEDライトやバッテリー保護機能など、価格差を埋めるだけの付加機能が備わっています。
価格が安いほうがいいのなら他メーカーをおすすめしますが、予算的に余裕があるのならEZ7521をおすすめします。それだけ完成度が高いモデルです。