チューブカッターを使っている時、締め付け過ぎてしまって、切った後の銅管がつぶれてしまうことはありませんか?
そんなことを防止する、おすすめカッターの紹介です。
銅管を綺麗に切断することはフレア加工の基本です
タスコ チューブカッター TA560AG
私は以前、チューブカッターはフレアツールについてきていたものを使っていました。だんだんと切れ味が悪くなり、刃を取り換えるかなーと思っていた所に出会ったのが、このタスコ TA560AGでした。
このTA560AGを使い始めてから、今までのチューブカッターは何だったのだろうと思うほど切れ味がよく綺麗な仕上がりに感動したのを覚えています。
スプリング内臓で自動で締め込みます
このチューブカッターの最大の特徴は刃の取付部にスプリングが内蔵されているという点です。このスプリングのおかげで銅管を切っている最中に締め込む必要がなくて、銅管に必要以上に刃が食い込みません。
使い方としては、銅管にカッターをセットしたら、それぞれの銅管の太さに応じて印のあるところまで締め込みます。あとは内臓のスプリングが自動的に締め込みを行いますので、くるくるとカッターを回すだけで綺麗に切断できます。
特殊ローラー・チタンコーティングの刃も装備
また、このスプリングだけではなく、特殊ローラーで内側に出来るバリが極端にできなくなる構造にもなっています。対応する銅管は4~32mm。従来のタイプより太い銅管も切断できるようになっています。(従来のタイプは28mmまで)
刃は銅管との摩擦が小さくなるので軽く切断できて、刃も長持ちする、切れ味・耐久性抜群のチタンコーティング刃を採用しています。チタンコーティングの刃は銅管との摩擦が小さくなるので軽く切断できて、刃も長持ちします。もちろん替刃(TA560AF-10)もあります。
ミニサイズのこちらもあります。
タスコ スマートミニチューブカッター TA560SM
タスコでは狭い場所で活躍するミニカッターもラインアップされています。エアコン屋としてはTA560AGもおすすめですが、こちらもそれ以上におすすめです。
もちろん、こちらのTA560SMもスプリング内臓、チタンコーティングの刃が装備されています。そして一番の特徴が一般的なミニカッターと違い、普通サイズのカッターと同様、ハンドル側から刃を送り出す構造になっている点です。
一般的なミニカッターは冷媒管を受けるローラーとカッター刃の送り出し方向が普通サイズのカッターとは逆になっていて、普通サイズのカッターと同じ感覚で使おうとすると違和感があり軽いストレスでした。ミニカッターが登場する場面というのは、ただでさえスペースがない場所ですので、この違いが使い勝手に大きな差を生み出すのです。
リスクを減らして、確実なフレア加工を!
一番最初に使った時、こんなに締め込んで大丈夫かなと思いましたが、内蔵されているスプリングのおかげなのか、チタンコーティングの刃のおかげなのか、切断面をみてもつぶれもなく、綺麗に切れていました。
フレア加工するときに、切断した銅管が変形していたりするとフレアも綺麗に仕上がりません。フレアがきちんと出来ていないと、ガス漏れなどの原因にもなります。少しでもリスクを減らして確実な仕上がりを目指しましょう!