電動フレアツールといえば、この『REX RF20SⅡ』が代表格ですね。
近年になって色々な電動フレアツールや電動ドライバー対応のフレアツールが販売されていますが、『やっぱりREXの電動フレアツールがいい!』といった声も他のエアコン屋さんから聞いたりもします。
そんな大人気のREX コードレスフレアツール RF20SⅡをご紹介したいと思います。
やっぱり電動は楽
1日に何台もエアコンを取付されている方にとっては、1日のうちに何カ所フレア加工されているか数えてみて下さい。
1台につき最低でも4カ所、繁忙期の一番忙しい時になると何十カ所もフレア加工されているかと思います。
楽な作業ならいいのですが、フレア加工って結構力がいります。
1シーズン終えてみたら手首が腱鞘炎になってしまった。なんて方もいらっしゃるかもしれません。
そんな、エアコン職人さんにはぜひ電動フレアツールをおすすめします。
肉体的にも、精神的にも、本当に楽になります!
電動であること以外にもおすすめな点
ワンアクション機構
RF20Sでフレア加工をする場合、まずは冷媒管をクランプに挟めることになります。
通常のフレアツールは微妙にパイプをクランプ面より出して挟めるのですが、この位置が出すぎたり、出なさすぎたりするとフレア加工にバラつきが出てガス漏れを起こしたりします。
しかし、RF20Sのクランプにはストッパがついていてパイプを押し込めれば一定の位置で止まる仕組みになっています。
そして、クランプの開閉はワンアクションで開閉でき、スピーディな作業が可能です。
このクランプの仕組みは作業の効率化にもなりますし、フレア加工にバラつきが無くガス漏れの心配もなくなります。
タスコTA550VFとは、どう違うの!?
それでは、ライバルのタスコTA550VFとの比較を行ってみましょう。
まず、REXのRF20SとタスコTA550VFはクランプ部分のワンアクションといった点ではほぼ一緒です。
機構的に大きく違う点は2点
まず1点目がクランプが冷媒管の太さによって個別に分かれているか、いないかです。
タスコTA550VFは2分、3分、4分の3穴クランプになっていますが、REXのRF20Sはクランプが冷媒管の太さによって別々に分かれていています。
クランプが別々になっているREXのRF20Sのほうが大きさが抑えられ、狭い場所では使いやすそうですね。
2点目はクランプを本体にセットする方法です。
タスコTA550VFは通常のフレアツールと同じく、クランプを固定するのにサイドハンドルでねじ込む必要があります。
しかし、REXのRF20Sはワンタッチでクランプに装着でき、外すときもワンタッチです。
この点は大きな違いだなぁと個人的に思っています。
サイドハンドルでクランプを固定するのって位置合わせもしなきゃいけないし、しっかりと締め付けしなきゃいけないしで面倒だとおもいませんか?
ただ、価格的にはタスコTA550VFに軍配があがります。時期によるかもしれませんが2万円以上の価格差があるようです。
オプションでフレキ管のツバ出しもOK
生粋のエアコン屋さんには必要ないかもしれませんが、別売りのオプションを装着すればがあればフレキ管のツバ出しも行うことも出来ます。
設備屋さんも兼用でやられている方はこちらにも使うことが出来ますね。
ひとこと
実はわたくし、フレア加工が嫌いです。
単純作業的なことって苦手なんですよね。
しかも地味に手首に負担が掛かりますし。。そんな私みたいな方へ、そうでない方へも電動フレアツールは超おすすめです。
一度使ったらやめられません。価格は少々お高いかもしれませんが、その価値は十分にあると思います!