エアコン穴あけ用ドリルの選び方とおすすめドリル

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エアコン取付において室内機と室外機をつなぐ冷媒管などを通す貫通穴が壁には必要です。

鉄筋コンクリートや高気密の建物では最近スリーブが入っていることが多くなってきたとはいえ、まだまだ貫通穴をコアドリルで空けることが多いです。

その時、コアドリルとともに必要になってくるのが電動ドリルです。しかし、電動ドリルといっても複数のメーカーから何種類もの電動ドリルが販売されていて、何を買えばいいのか迷ってしまいます。

ここではエアコン屋として最適な電動ドリルを選べるように、電動ドリルの種類や機能をまとめてみました。

ドリルの種類

電動ドリルにはいくつか種類があります。

回転専用のドリルもあるのですが、様々なシーンに対応するために振動ドリルかハンマードリルを選びましょう。

振動ドリル

回転に振動を加えて削りながら穴をあけるのが振動ドリルです。

ハンマードリルの打撃に比べて細かい振動になるので、コンクリートの穴あけ能力だけをみればハンマードリルのようがいいかもしれません。

しかし、振動ドリルは細かい振動におかげで仕上がりはハンマードリルに比べてキレイになります。

ハンマードリル

回転に打撃を加えて砕きながら穴をあけるのがハンマードリルです。

振動ドリルにくらべ、打撃のおかげで穴あけ能力がとても高いです。振動ドリルで30分かけても空かなかった穴が、ハンマードリルだと1分もかからず空けることができます。

その反面、強力すぎる打撃のおかげで仕上がり面を壊してしまう場合があるので注意です。

ダイアモンドコアドリル

コンクリートを貫通する専用のドリルです。

ハンマードリルよりも大径でかつ深い穴を軽々とあけてしまいます。

湿式と乾式があります。湿式は回転するコアドリルに水を与えることによって冷却作用と潤滑性を向上させ、さらには切削粉の付着防止効果を高める方式です。逆に乾式は水を使わずそのままで穴を空ける方式を言います。

水の処理と養生の問題さえクリアできれば、湿式のほうがダイアモンドコアの性能をより引き出すことができて、より早く穴を空けることが出来るでしょう。

数多くの穴を空ける必要があるのなら、手で持つハンマードリルは時間的にも作業の負担的にもあまりにも現実的ではないので、是非ダイアモンドコアドリルを使って頂きたいと思います。

ドリルの機能

クラッチ付

ドリルで穴をあけているときに刃が噛んでしまい、ドリルに持ち手が振り回されることがあります。特に大径の穴をあけるドリルなんかだと手首をひねったり、振り回されたドリルが壁を傷つけたるすることがあります。

室内側から穴をあけていて刃が外壁に到達した瞬間に刃が噛んでしまったり、コンクリートに穴をあけていて鉄筋に当たった瞬間にロックしてしまったりするためです。

クラッチ機能は、万が一刃が噛んだ場合にドリルが振り回されないようにする機能です。ドリルにトルクが掛かり過ぎるとクラッチ機能によって回転をストップさせ回し過ぎを防止してくれます。

怪我防止のためにも、確実な仕事をするためにも必須の機能です。

シャンクはストレート?六角?それともSDS?

電動ドリルに取り付ける先端工具の軸をシャンクと言います。先端工具を受ける電動ドリルもシャンクに合わせる必要があります。

電動ドリルの種類によって装着出来るシャンクの種類が違いますので、選ぶ時にはご注意ください。

ストレートシャンク

先端工具の形が丸い棒になっていて、先端から軸まで同じ径のものをストレートシャンクと言います。

ストレートシャンクは主に振動ドリルで使われます。電動ドリル側はチャック式、もしくはキーレスチャック式という呼び名で軸を固定します。

チャックというのは、先端工具を3つの詰めで挟み込んでをがっちりと固定す構造のことで、10㎜チャックと13㎜チャックの2種類あります。

ちなみにストレートシャンクで13㎜以上の刃のものはノス型シャンクといって、ドリルの刃と軸が段差になっています。

SDSシャンク

軸の電動ドリルへの取付部分に溝が入っているものをSDSシャンクといいます。SDSシャンクは、BOSCH社が開発したドリルのシャンクのタイプで、主にハンマードリルで採用されいる方式です。

太さ10mmのSDS-PLUSシャンク、太さ18mmのSDS-maxシャンクの2種類があり、エアコンの穴あけ用に使われるような、比較的小径な穴を空けるドリルではSDS-PLUSが使われています。

SDSはドイツ語で『差し込み、回すと、固定される』の略語だそうです。その言葉の通りSDSシャンクは電動ドリルへの付け替えがとても楽です。インパクトドライバーへのビット交換のような感覚でシャンクを交換することが出来て、ストレートシャンクのように軸が曲がって装着してしまったなんてこともありません。

六角シャンク

軸が六角になっていて、軸の途中の凹みが引っかかって機械から抜けないようになっていものを六角シャンクといいます。

6.35mm、13mm、17mm、21mm、30mmと色々な太さがあります。

6.35mmは主にインパクトドライバーに、13mmはおもにハンマードリルに使われます。それ以上の17mm以上の太さになると電動ドリルではなくハツリに使われます。

ただ、エアコン用穴あけと考えると六角シャンクのコアドリルがコンクリート用のダイアモンドコアしかないのでおすすめは出来ません。ストレートかSDSシャンクを選んだほうがいいでしょうね。

その他には

電動ドリルでは上記の3種類がおもなシャンクですが、その他にもいくつかシャンクの種類があります。

ダイアモンドコアドリルではメーカーによってAロットネジ、Cロットネジ、M27ネジ、M18ネジ、ユニファイネジなど様々な種類が存在します。

それぞれのメーカーがシャンクを統一してくれればいいのですが、なかなかそうもいかず。。結局はシャンク形状が同じ同一メーカーのダイヤモンドコアを選んでしまいます。

充電式が便利!

近年の充電工具の進化により、とても性能のよい充電式のドリルを手に入れることが出来ます。

電源を確保するわずらわしさが無いのは素晴らしいことです。ッテリーの充電が追い付かないくらい連続で穴を空ける場合は別ですが、こらから電動ドリルを用意する場合は充電式をおすすめします。

その場合は手持ちのバッテリーが使いまわしできるのであれば、メーカーを揃えたが経済的です。

おすすめのドリルは?

ルームエアコン取付だけに限れば

エアコンの貫通穴を空けることだけに限れば、振動ドリルをおすすめします。

振動ドリルのベースは電気ドリルであり、回転することがメインのドリルになります。ハンマードリルにも回転モードはありますが、回転だけを考えると能力だけでなく故障しにくさなどにおいても振動ドリルに軍配が上がります。

おすすめのドリルは マキタ HP481D

充電式でありながら170mmのコアでも穴を空けることのできるパワーは圧巻です。下手をすれば100Vの機種よりもパワーがあります。

振動モードもあるので、振動用のコアドリルを用意すればモルタル壁もこれ1本でいけます。

マキタ 充電式振動ドライバドリル HP481DRGX

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コンクリート壁には

モルタル壁ならまだしも、厚いコンクリートに穴をあける場合、手持ちのドリルだと時間がかかりすぎたり、ドリルがロックしたりと労力と時間が掛かり過ぎてしまいます。

エアコンで使うような穴をコンクリートに空ける場合は手で持って使うドリルよりも、ダイアモンドコアドリルのような工具を使うのがベストです。

ただ、気を付けなければいけないのはコンクリート内の鉄筋を切らないようにすることです。鉄筋を探る探知機を使いながら慎重に穴をあけましょう。

おすすめのダイアモンドコアドリルは シブヤ TS-095

最大削孔径径が130mmとエアコン取付には十分なスペックです。

シブヤ ダイモドリル TS-095

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