エアコンの取付工事で冷媒管の接続に必要なのがトルクレンチです。
適正なトルク管理を
締め付けが弱いとガス漏れが起こるのもそうですが、強すぎてもフレアが壊れてガスが漏れてしまいます。最悪の場合は冷媒管がすっぽ抜けてしまうこともあります。
普通のモンキーレンチ等で締め付けを行う場合、締め付けの力加減というものは、やはり経験だけが頼りです。特にR410AのガスになってからはR22と違い圧力が約1.5倍になっており、トルク管理をしっかりしないと締め付け不足、フレア破損によるガス漏れが起きやすくなっています。R32に至っては可燃性のガスということもあり、重大な事故につながる恐れもあります。だからトルクレンチを使ってしっかりと締め付けを行う必要があります。
使い方は簡単
手である程度フレアナットをしめてから、フレアナットにトルクレンチを相手側にレンチをかけてます。この時注意したいのがレンチをナットに対して真っ直ぐにかけること。そうしないと変なトルクがかかってしまい、期待どおりに締め付けができません。あとはカチッとなるまで締め付けるだけです。
フレアのトルク管理はとっても重要です。特にエアコンの取付経験が浅い方には、トルクレンチの使用を強くお奨めしています。確実な工具で、確実な取付をおこなっていきましょう。